オオカミおばさん
退屈な羊飼い少年の「オオカミがきた!」の話はみんな知ってますよね。 世の中、オオカミおばさんもいますね。いや実に多い。話に尾ひれが付いて、あることないこと言いたい放題。これはもう流言飛語癖と言える度し難いひとですね。
しまいには、当然誰も信じなくなります。時々ホントのことやいいこと言っても、みんな話半分以下に聞いてしまう。これがホントの自業自得なんでしょう。
こないだ象徴的なことがありました。人の話のなかの言葉で理解不能な字句があったので、その人に尋ねたのです。そしたらその人は「あの人は**言ってるけど、ほんまはこういう意味なんやで」と自信たっぷりに言ううんです。僕はどうしても合点がいかず帰って辞書を引いたんです。そしたら、ヤッパリおばさん間違ってた。
ああ、〈一事が万事〉〈過ぎたるはなお及ばざるがごとし〉〈真の闇より無闇が怖い〉〈天知る、地知る、我知る、人知る〉
・・・とは言いながら、世の中〈団栗の背比べ〉
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