わかるかなあ〜
僕が昔、青空に浮かぶちぎれ雲だったころ
きみは、野に咲くすみれの花だった
わかるかなあ〜 わかんねえだろうなあ
zu zu zu zubi zubi・・・・
僕が昔、名もない貝殻だったころ
きみは、さざ波寄せる白い砂浜だった
わかるかなあ〜 わかんねえだろうなあ
zu zu zu zubi zubi・・・・
僕が昔、鯉のぼりだったころ
きみは、爽やかに吹き抜ける五月の風だった
わかるかなあ〜 わかんねえだろうなあ
zu zu zu zubi zubi・・・・
僕が昔、夜空の片隅の小さな星だったころ
きみは、横目で微笑む三日月だった
わかるかなあ〜 わかんねえだろうなあ
zu zu zu zubi zubi・・・・
僕が昔、一粒の涙だったころ
きみは、すべすべ白い頬だった
わかるかなあ〜 わかんねえだろうなあ
zu zu zu zubi zubi・・・・
僕が昔、木の葉船だったころ
きみは、川辺に淀んだ渦巻きだった
わかるかなあ〜 わかんねえだろうなあ
zu zu zu zubi zubi・・・・
《嵐山》
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