わたなべあきおWeb

「心的家系」考

昨日は祖父の30年の法事で、兵庫県相生市の叔父宅へと出かけた。快晴のすばらしい天気に恵まれて、ロングドライブも苦にはならなかった。

だんだんとこうした冠婚葬祭のメンバーも、時の流れとともに様変わりしてくるのも仕方がない。すでに亡きひと、病に臥しているひと、遠方のひと等々理由はいろいろではあるが・・・。

祭事が終って食事の時、ふとした会話から、家系なるものを考える自分がいた。もちろん父方母方の違いもあるし、突然変異?もあるだろうし、育つ環境の差もあるのだろうが・・・。

話を聞いていると身体的には癌系かもしれない。特に胃腸には要注意か。

さてさて、本題の心的問題であるが・・・、乱暴な言い方をすれば、わが「わたなべ家」は【愚直なお人好し】系と読んだ。もうチョット言えば、かなりの限度まで我慢強い。へらへらとしていなす余裕も持ち合わせている。しかしそのラインを超えて、土足で上がり込まれると、確固たるプライドが猛反発して、廻りがビックリするくらいの抵抗力、闘争心をメラメラと燃え上がらせる。まあしかしそれも何十年に一回くらいのことである。常はやはり馬鹿正直なお人好しなのだろう。

ついでに会話の流れから僕の感じたこと。僕は「ボロは着てても心の錦」が好きである。ボロは言い過ぎとしても、身につけるものは、洗濯した清潔なものであればそれで良しと思う所がある。むしろ大事なのは人間の中身(心)ではなかろうかと。逆にどんなに着飾っていても、どんなに財力や肩書きがあっても、心が貧しかったら、鬼や狐や狸が、人間の服を着ているようなものだと。人間の増しか増しでないかの物差しは何なのかと。

・・・ふふふふ・・・ここらが限界を超えて押し入られた僕のプライドなのかもしれない。

(追記)田舎の父がサザエとアワビを送ってきてくれていた。みんなが集まる法事に間に合うように。久しぶりの海の幸に舌鼓。感謝感謝。

(Update : 2004/03/29)