わたなべあきおWeb

夢の場面(2)

僕は追いかける自分になりたかった

きみが見えているけれども 声をかけるには届かない

そんな距離が好きだった

そして早足で歩いて きみの長い髪の後ろ姿が

どんどん近づいてくるのが嬉しかった

そして・・・わざと追い越して・・・

きみが声をかける前に振り向いて

笑顔で両手を広げる自分を夢見ていた

きみは僕の胸に飛び込んできてくれるだろうか

(Update : 2004/03/09)