二種類の人間
悩み多き頃、読んだ本の一節が忘れられない。
「人間には二種類ある。辛くて寂しくて哀しいことは、いつまでもつづかない。必ず終る時が来る。その終ったときに、弱くなるか強くなるかの二種類だよ」（宮本 輝 「花の降る午後」）
どれだけ強くなれたかは分からないが、少なくとも弱くはならなかったと思っている。そして今心をさらけだせる人達もみな、僕よりはるかに高いレベルで己を磨き強く生きている。
くじけない！ ひるまない！ たじろがない！
そのパワーがあるかぎり人間はいくつになっても成長し続ける。
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