感覚
吉本ばななが言っています。「どんどん書いていくと、その源は全て子供時代の感覚にある。子供時代に感じたことや、見たこと、驚いたこと、世界をとらえていたまなざし、そういうものがすべてなのだ」と。
僕も同感です。今日図らずもある人との電話の中で、「子供時代に本来受けるべきもの、体験すべきもの、与えられるべきもの、それらが何らかの理由で欠けたまま大きくなると、それは主に心的負担となって、突飛ともとれる行動へとつながるのではないか」という話をしていたのです。
それは僕自身にも関わりのある話なのですが・・・出来ればマイナス方向に走らず、追い求め、代償を奪い取る位の迫力でもって、その心的負担を蹴飛ばして欲しいと僕は思うのです。
しかし、しかし、逆に与えなかった側の罪は重いと思います。その分今更と言われても、取り返しがつかないと分かっていても、懺悔を愛情に変えて注ぎ続けるべきだと、僕は思うのです。
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