わたなべあきおWeb

世捨て人のララバイ

振り向かないでくださいね 涙の顔は見せたくないから

声をかけないでくださいね こころの傷がうずくから

人混みの中の 孤独 僕だけでしょうか?

飾ったことばの 虚しさ 感じませんか?

ず〜っと見ててくれたんですね 僕のこと

そんな母のような眼差しは 僕には嬉しくて・・辛いんですよね

目をつむって 歩き始めます

そこに溝があろうとも そこに穴があろうとも

そこに壁があろうとも そこに針の山があろうとも

僕は目をつむって 歩いてゆきます

その先は それはそれでいいじゃないですか

投げやりなんかじゃないんですよ

無鉄砲でもないんですよ

それでも僕は僕の行きたいところへ行けるような気がするんです

世捨て人 僕が捨てたのでしょうか 捨てられたのでしょうか

「百年の孤独」・・・こんな世界があったんですね

とろけました 身もこころも・・・

僕には 最高の 子守歌ですね 


(Update : 2004/02/20)