わたなべあきおWeb

酔っぱらいのくだらない話(2)

路上ぶらぶらの会話。「ナベさん、あの社長・・ハシゴやろ〜」「そうですね、一軒目何が気にいらんかったんすかね?」「ちがうんや、あれはわざとやねん」「え〜、わざと・・?」「そう、なんもないんやけどな、わざと座ってすぐ出るんや」「は〜?チーママ焦ってましたやん」「それが狙いや、どうしょうどうしょうって思わしとくやろ、そいで最後にまた寄るんや・・そしたら次むっちゃサービスええやろ」「へ〜・・・でも何回も使えん手ですね。チーママ追いかけてきて、僕に謝るから、社長に聞いとくわって言うたのに・・」「そう、そこまでも計算に入っとんのや。追いかけて来いひんかったら次も行かへんのや」「えらい手のこんだイヤラシイやりかたやなあ」「まあ、あのへんになるとそうでもして遊ばなおもろないんとちゃうか」「ふ〜ん、僕はイヤやな」「それはそうと、ナベさん、ええとこもっていくなあ」「なんですか?」「二軒目、ず〜っと喋らへんかったやろ?」「ああ・・・」「女の子らなあ、シブイ飲み方や言うてたで」「そうですか、おもろなかっただけですけどね。前が前だったから、内心腹立ってたんですわ」「そやけどな、主役は社長なんやから、主役を喰ったらアカン」「でも、三軒目がんばって歌いましたやん」「それが又、はしゃぎすぎやがなあ。主役がおるんやから・・・主役よりうけたらアカン」「どないせ〜言いまんの?なんで僕がヨイショせなあきまへんの?」「まあそう怒らんときいな。金払てくれはったんは社長なんやさかい」「自分の金で飲みますよ!」「まあまあ、社長はお目当てのあの店に、一人で行かはったんやから・・・。飲み直そうか?」

接待に関係のない立場なので、反発していたが、実際逆の立場になったら、あそこまで気つかわんならんのかな?と反省?させられた夜だった。

(Update : 2004/02/05)