わたなべあきおWeb

すばらしき出会い

二十代の【ひとりごと】に「これが人生だと、どうしても割り切れない、悟りきれない・・・」と書いているが、今の年になってもこの思いにさして大差はない。

何故って、どんどん、どんどん、いくらでも今まで知らなかった【ひと】に会うし、体験したことのない【事柄】にぶつかるから。

同じ【ひと】でも、何かのきっかけでその人の心の中を垣間見れば、イメージと正反対であったり、奥深かったり・・・で、勝手な決めつけを恥じるばかり。そして、もっと知りたい!もっと聞かせて欲しい・・・と興味が涌いてくる。

ことわざには、「朱に交われば赤くなる」とあり、また仏説には「若知悪友即失本心」とあるけれども、その逆の正(プラス)の交わり、善友の、いかに多く隠され、埋もれていることか。しかもそれは、己の心次第でいかようにも出来るとなれば、行動の前に自分で自分に【閂】を入れることはないではないか。

「それが人生というものさ」と知り顔で言わないで、吉田拓郎ではないけれど、いくつになっても、【今はまだ人生を語らず】で行こうではないか。

この世の中捨てたもんじゃない!
すばらしきかな出会い!
すばらしきかな人生!
と、生(行)きたいものだ。

(Update : 2004/01/08)