遠い昔の想い出
父よ さらば
兄よ 姉よ 弟よ さらば
かわいそうな継母よ さらば
すべての良き先生方よ さらば
すべてのわが友人たちよ さらば
そして僕を愛してくれた女性よ さらば
今僕は母の心のみを抱いて
ただひたすら放浪の旅へ 起とう
すべての関わりごと すべての関わり人よ
僕の胸から 立ち去ってくれ
おねがいだ
一個の生物体は どこへ行く
遠い星の彼方へ
流れ星となって
飛んで行け
見えなくなっても
飛んで行け
自暴自棄でもない、死を意識したわけでもない、センチメントでもない・・・・何だったんだろう?
脱皮・・・殻を破る・・・そんな頃だったのかな?
青春の1ページの残像は、今も心の奥底で蠢いている。
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