卓球・便
趣味に卓球と書いておいて、何も触れていないのに気がついた。ここのところ足腰の不具合で、練習や試合に行けてないことも関係しているのかも知れない。
僕は学生時代はバスケット部だったのだが、会社勤めのころ、地域の体育振興会の方々との接点があり、 「渡部さんもなにかやりませんか?」 とお誘いを受けたのがきっかけであった。
最初は健康のためとか、運動不足解消のためとかいって、適当に遊んでいたのだが、だんだん試合で負けたりすると、 「クソッ!」 と言う気持ちがわき上がってきて、なんとか強くなりたい、上手くなりたいと思うようになっていった。
そんなおり、先輩のSさんから 「クラブチームを作ろうと思うんやけど、ナベちゃんもどうや」と誘いを受けた。これはチャンスとばかりに、二つ返事でOKして、総勢8人からのスタートとなった。
その内レッスンコーチがつくことになり、いよいよ本格的な技術向上モードにはいっていった。
先生は女性で元中国ナショナルチームのメンバーで大学でも全日本のチャンピョンになったほどの人で、ご主人も同じくで、有名な某銀行の卓球部のエースであった。
僕は一番下手くそな存在であったが、先生が僕と同じ左利きであったこと、そして、何より変なクセが未だついていなかったことが幸いした。要は先生の真似をすることから始めれば良かったのである。自分で言うのもおかしいが、だいたい何事にも僕は素直であると思っている。普通は親子ほど違う人に習うというのは、なれなれしさやこっちの我が出たりするものだが、その点僕は優等生だと思っている。何せ下がなくて上を目指すしかなかったから・・・。
そんな僕に先生は時に厳しく、時に優しく教えてくれた。あれからもう10年。レッスンは今も続いている。どんなレベルの試合であれ、勝つ喜びを知り、負けて悔しく更なる練習を誓い、今や卓球が自分のライフスタイルの中の主要な部分を占めているのは言うまでもない。先生に感謝、感謝である。
写真は今年夏、大山崎体育館での先生の教え子を集めての大会があり、その時のレッスンの一場面。左端でマイクを持っておられるのが先生。手前の後ろ姿の人がご主人。美男美女のすばらしいカップルである。
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