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われ如何に生きるべきか?

この世のすべての事象は

「因果の法則」に則っていると教えられている。

「善因善果、悪因悪果」

生まれ来たこの世のことだけではなく

過去世に己はどんな悪業を積み重ねてきたのか・・・

わずかばかりでも善行はあったのか・・・

そしてその報いが今生に現われている・・・と。

しかし「隔生忘却」の理からすれば

具体的な内容を知ることは全く不可能と言える。

ただただ、今の己の在り様を見て推察するしかない。

では、未来(来世)に救いはあるのか?

それが問題だ。

迷信邪教に振り回される人もあれば、

無神論者となって刹那的に生きる人もいる。

いかにして「正心」に巡り合うか!

それが問題だ。

ここでまた、大きな分岐点を迎えることとなる。

生まれ変わり、死に変わり、幾度それを繰り返してきたことか。

堕獄の苦しみは、生きている間にはわからない。

ただ・・・この世もあの世も一緒とすれば

今、我如何に生きるべきか〜は見えてくる。

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放送部〜背景の記憶(254)

新校舎の一階の奥にある放送室は
当然ながら防音装置が万全で
入ると、すべての音が壁に吸い込まれるような
錯覚を覚えた。

ガラス越しの機械室からのサインに従って
僕は、ピン ポン パン ポ〜ン , ポン パン ポン ピ〜ン
と鉄琴を鳴らした。
「みなさん、こんにちは〜! まず今日のお知らせです・・・」
みんなは給食を食べている。
ぼくら放送部員はお預けだ。

合唱団員だったことも、理由の一つなのか
声の質が良かったのか・・・
500人くらいの中から抜擢された。
合唱団も放送部も、自分から手を挙げた記憶はないし
たぶん担任の田辺先生の推薦だったと思う。

給食を済ませたみんなが掃除をしている
ホコリもうもうのなかで
僕は冷めた給食を一人で食べなければならなかった。
毎日ではなかったから
たぶんもう一人アナウンス担当がいたと思うが
まったく思い出せない。
技術には宇野君いたような・・・
彼は今やフランス文学会の有名人だ。

歌にしろ放送にしろ
その後の勉学や職業に
まったく結びついていないのが情けない。

それもこれも、家庭崩壊と家出にある。


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晴耕雨読

やたらと情報が溢れすぎていて

それをネタの会話となると

それを知っててどうなの?

・・・と言いたくなる。

大の大人が噂話の類の話に

大真面目でコメントしているのは情けない。

垂れ流す情報、言いっ放しの情報

それを知っていることが

あたかも情報通であるかのような世の中は

やはりどこかおかしい。

新聞も読まない、テレビも見ない

たまにラジオを聴くだけ・・・

という人がいたけど

それが正解のような気がする。

晴耕雨読的な生活が理想だな。

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やすらぎの里

当然ながら

我々にも

平民版(?)「やすらぎの里」はあるわけで・・・

働き盛りの壮年期を飛び越えて

心は少年期、青春時代へと飛んでゆく

君の娘さんが結婚して

同じ地に住んでいたり

君の息子さんの職場が近くにあったりで・・・

不思議な縁を感じざるを得ない

まさか・・・この拙きブログを見て

「えっ!、えっ!」は無いとは思うけど・・・

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親譲り

夏になると 父を思い出す

半袖の白い下着 

膝の出たヨレヨレズボン

茶色のモード履き 

黄色い麦わら帽子

定番のファッションが

近所でも有名だった

結構な文学者風のおじいちゃんで通っていたから

みすぼらしくは映らなかったのかもしれない


僕自身が

あの頃の父と同じ年齢にさしかかってきた

俺はどうだ?

世間体は気にしない

これは親父譲りだろう


僕の中に母親譲りを見つけることは難しい

少なくとも・・・

父とは対極にいたはずだ

それがどんなものなのか・・・

言葉や仕草や心の有り様のなかに

それを見つけるのが難しい

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殺生

坂道で毛虫かなと思って立ち止まった

よく見たら違った

一匹のミミズに何百匹もの小さなアリが

群がっていたのだ

ミミズは必死に(僕にはそう思えた)

逃げようとしていたが

やがて動かなくなってしまった

これが生物界の現実と言えばそうなんだろうけど

なんか空しさを覚えた

本当を言えば

人間だって一緒なんだよな

自分が直接殺すか殺さないかの違いであって

殺生をして生きているわけだ29.7.29-3.jpg

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一日〜断食・臥薪嘗胆

うたた寝ではなく、意識的に布団ではなく、畳で寝た。

臥薪〜とまではいかないが、若いころを思い出して、やってみた。

冬は寝袋、夏はどこででも眠ることができた僕だった。

朝、意外と爽やかな目覚めに、「またやってみよう!」

(家族は不審顔だが・・・)

もう一つ・・・

一日断食、もちろん飲酒もなし。

「ダイエットの最短距離は〜食べないこと」

どこかでタモリさんが言ってたような?

効果覿面!

体重〜2?減!

元へ戻って・・・「臥薪嘗胆」

自戒のため、事を忘れないため、決意を固くするため

故事のごとくに「恨みを晴らす」わけではないが

心境はそれに近いかもしれない。

ナニクソ!

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posted by わたなべあきお | - | -

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