○頭でっかちになるなよ
○少々の無理はしなきゃ事は成らないけど
無茶はするなよ
若いころ、先輩に言われた。
頭の中でこねくり回していないで、正面からぶつかってみろ!
というわけだ。
思考の勝ち過ぎた自分が嫌になって
闇雲に飛び出して行った。
「おまえは、脱出の名人だな」と父が手紙に書いていた。
そうさ、僕は脱出魔さ。
「どうしてそんなに苦しい方へ苦しい方へ行くの?」彼女に言われた。
流れ者に女は要らねえ(そんなにカッコいいものかよ、泣いてたくせに)
物事の優先順位を考える。
楽をして難題を解決しようとは思わない。
我慢、節約、効率、効果・・・
一喜一憂せずに、じっと考えてみれば
たしかに核心が浮かび上がってくる。
数字だけを追いかけて、日にちだけを問題視して
断罪する担当者には我慢ならないが
それでもぐっと我慢する。
まさしく・・・「 忍 」
まんま〜 まんま〜
「あれ、アキオがマンマごせって言っちょうわ」
その瞬間、母は高熱の身を忘れて目覚め
僕を気遣った・・・(らしい)
有難きかな
母の愛
その昔、「貧乏人は麦を食え」と言った総理大臣がいたが、現代もそれに近いな。
ピラミッドのトップに目を向けるのか、底辺のその他大勢はどうでもいいのか?
眼の向けどころがあまりにも違い過ぎる。
それを支持する層も、自分をそのトップレベルと過信してるんだろうな。
上流意識?先端意識?
糞喰らえ!と言いたいね。
自覚
ホントの自分に気付くことだ
何を迷い、何を求めているのだ?
価値のないものを・・・幻覚を追いかけている
意味のないものを、さも意味のあるもののように
価値のないものを、さも価値のあるもののように
さりげなく
さりげなく
なにごとも さりげなく
これ見よがしではなく、人を、その場の雰囲気を見極めて、事もなさそうにさっとやってしまいたい。事によっては、縦、横、水平も極めたい。謂わば、歌舞伎や狂言の黒子的振る舞いといって良いかもしれない。
思い出したことがある。お寺で御導師が出仕される時、弟子や掌典係が裾払いをする。これがまさに黒子的お給仕が求められるのだ。まるで風でも吹いて、フワッと衣の裾がおさまるように…。
この一事が極められれば、世の中の全てが上手く行くと言って良い。
「早起きは三文の徳」という。
四時半、ケータイの目覚ましアラームがせわしなく鳴る。
ガレージまでの七百メートル、坂道を下り歩く。
目の不自由な人の思いを、ちょっとでも知ろうとして、目を瞑って歩いてみる。
障害物もない、車も人もいないという条件下ではあるが、それでも十歩と歩けない。眼を開けるとかなり蛇行している。二十歩に挑戦してみる、今度はガードレールがすぐ横だった。やはり安心のためには杖が必要か。
三十分ほど運転して、お寺に到着。掃除当番なので玄関、廊下、階段を掃除する。一時間弱のお詣りを終えて帰路に就く。帰りは出勤時と重なるので倍の時間がかかる。目を瞑って歩いた道には、小学生、中学生たちが登校し始めている。この時間帯
は要注意だ。高齢者運転の事故のニュースがよぎる。