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たちあがれ

きみはそのままのきみであれ

なにもかえることはない

どこまでも

きみはそのままのきみであれ


ぼくはこのままのぼくではだめだ

こんていからかえなくてはならない

いつのひか

きみとならぶぼくじしんになりたい


くろいかげが

ぼくをむしするかのように

おいこしてゆく

ぼくのゆくてをさえぎり

ふりむいてかぜをふきつける

あたかも

まいりましたとひざまづけ

とでもいうように


たすけぶねはいりません

ぼうふうりんもいりません

たおされても

またたちあがるだけのことです

きみがそうしてきたように

またたちあがるだけのことです

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乾杯

○○主義にしたって××主義にしたって

所詮、頭とその取り巻きが代わるだけで

一般民衆は、おいてきぼりにされたまま


市井を離れ、山中深く入り込んで

仙人のような暮らしをするか

いや、できるわけがない


時代や政治のせいにせず

貧しくとも慎ましく

生きるのが良かろうと

落としどころを言い聞かせる


そんなあなたと

乾杯しよう

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私は私自身でなければならぬ

「『民衆のために』といって社会主義者は動乱を起こすであろう。民衆は自分達のために起ってくれた人々と共に起って生死を共にするだろう。そして社会に一つの変革が来ったとき、ああその時民衆は果たして何を得るであろうか。
 指導者は権力を握るであろう。その権力によって新しい秩序を建てるであろう。そして民衆は再びその権力の奴隷とならなければならないのだ。然らば、革命とは何だ。それはただ一つの権力に代えるに他の権力をもってする事にすぎないではないか」


「たとえ私達が社会に理想を持てないとしても、私達自身の真の仕事というものがあり得ると考えたことだ。私達はただこれが真の仕事だと思うことにすればよい。それが、そういう仕事をすることが、私達自身の真の生活である。
 私はそれをしたい。それをすることによって、私達の生活が今ただちに私達と一緒にある。遠い彼方に理想の目標をおくようなものではない」


「自我は伸縮する。あるときは国家とか、または人類というところまで拡大され、またあるときはその自分一個の個体においてさえ、自他の対立を見るので、人間間におけるいわゆる社会的結合は、ただこの自我の伸縮性の上にのみ保たれている。」
                    (金子文子)

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トライアウト

3歳の 永訣(死別)

16歳の 飛翔(家出)

20歳の エチュード(流離)

38歳の インディペンデンス(冒険)

そして・・・今

67歳の トライアウト(エンディング)


猶予〜三年  総括への道



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伝授

友人、知人の中に病気に罹る人が増えてきた。

命に係わるという人も少なくない。

僕は、父の影響からか「薬毒論」者である。

熱が出たら解熱剤、痛みを伴ったら鎮痛剤、さらには

ビタミン剤、ホルモン注射・・・

対症療法的医学に殺されかねないという父の実体験に基く。

人間本来の自然治癒能力を引き出そうという試みだった。

体内から悪いもの(異物)を外へ出そうとする闘い・・・

これを病気と称して、体内に閉じ込めてしまうのは間違いで、

表面上治癒したかに見えても、体内には病巣は残ったまま

というわけだ。

しかし、この考えも過ぎると大きな落とし穴もある。

当然ながらケース・バイ・ケースということになる。

偏った宗教論ではなく

極力、異物は体内に取り込まないことだろう。

<腰骨を立てる><一汁一菜><腹式呼吸><ヨガ的運動>etc.

父から伝授されたことは、あまりにも多くて・・・

一割も消化し尽していない。

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おばちゃん

おばちゃんが面白い
外で仕事をしていると
気楽に話しかけてくる
「おはようさんどす」
「ごくろうさんどすな」
帰りには
「ちょっとイズミヤまで行ってきましてん」
「おきばりやす」

たぶん・・・
家では独りなんだろうと推察する
人恋しさ
孤独との闘い
そんな心理の裏返しかも

立派な門構えの続く家々で
それとは裏腹に
中にはうら悲しい空気が
充満しているのかもしれない

外へ出て
自分を確認する
誰でもいいから
言葉を発する
そうでもしないと
生きていることを
確信できないのかも知れない

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N様邸(北区)

道路に面した樹の散髪をしました。

通りすがりのおばちゃんが

「やあ〜、きれいに散髪してもろて〜スッキリしたなぁ〜」

「そやけど、またすぐ伸びよるんやなぁ〜」

「大きゅうならんでもエエもんほど、大きゅうなりよんねんなぁ〜」

と僕に話しかけるような、独り言のような口調で呟いた。

僕は???だったけど

「そうやねぇ〜」と返事をした。

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末法濁世

ここまで異様な(変な、怖い、血なまぐさい・・・)事件が続くと

そうなのかもな〜と思ってしまうことがある。

誰の説というわけではないのだが・・・

「末法には霊(魂)的に最下層の人間しか生まれてこない」という話

「過去世の恨みを今生で晴らす」(家族間殺人はその典型か)という話



それにしても・・・

精神的に異常であった〜で罪を問われないという法律の矛盾

正常だったら、そもそもそんなことしないわけだから・・・

いや、もちろん深い部分では理解してるんだけど

単純に納得が行かない。



歴史上・・・

「世の中が乱れた時代」とか「天変地異が相次いだ時代」とか

言われる時代は、古今東西多々あるけれど

その因果を極めることを、世の宗教者のみに託すのは

それこそ「如何なものか?」と思う僕である。

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金と色

金と色の落とし穴

ドスン!と落ちなくても

蟻地獄のように

引きずり込まれて行くもの


金と色の誘惑

空中なら大丈夫と思っても

霞み網が待っている

蜘蛛の巣が狙ってる


そうか

悪鬼悪魔は

そうやって忍び寄るのか

善人ぶって

親切ぶって

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時の速さを感じないかい
幼いころも
今も
ホントは同じなんだけどね

昔の一日が
今の一か月くらいに感じる
幅広い未来と
先の短い明日との
そういう差なのかな

その溝を埋める
手立てはあるよ

充実度
密度
そういうところだね

遠くを見る目と
今を見る目との
微妙なバランス

そこに
時は
歩みを速めたり
のらりくらりしたりする

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