わたなべあきおWeb

背景の記憶(72)

シャボンの香りが好きな 君だった

汗臭い僕への プレゼントは

ロールオンタイプの 8×4だった

そのあと いつの日だったか

助手席に乗った 君の鼻が

ピクリと動いたような 気がした

言葉はなにも なかったけれど

横顔が 微笑んで見えた

あれからだよな

匂いに 敏感になったのは・・・

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(Update : 2010/09/21)