わたなべあきおWeb

墓参

photo早朝の墓地は

人影もまばらで

湿った空気が

墓石を濡らしていた


この時間帯がいい

この静けさが好きだ

廻りを気にすることなく

母に語りかけられるから

・・・・・・・・・・・


母の逝った歳の

倍近くになった僕なのに

いつまで経っても

母は母のままだ

不思議な感覚

まるであの世でも

母も歳を重ねているような・・・


そこから

ひ孫が見えますか?

僕があの日の

三歳にもどりましょうか?

(Update : 2010/08/14)