子供のこころ
「人間は大人になっても一人ずつ子供を持っている。恋をするときも、作曲や絵画や、ときに小説も、学問もその子供が受け持っている。お悔やみに行くときは、自分の中の大人が振舞うんですが、創造的な仕事というのは、子供の役割なんだ。」
(司馬遼太郎)
僕はこの言葉がたいへん好きなのですが・・・、親が子供の夏休みの宿題(作品)をやってしまうような、妙にオトナ見え見えというのはいただけません。
時々我が家に来る姪の娘(二歳)のやることを見ていると、ホンとはこんな純で一途な種が僕の中にも眠ってるんだなと想います。もちろん幼稚ということではなくて、ひとつことに集中する、どこまでも興味を広げる、触ってみる、口に運ぶ・・・何よりもその瞳の輝きに感動します。いくつになっても持ち続けたい創造の心=子供の心。
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