わたなべあきおWeb

元旦の夜、故郷の父と叔父に電話を入れた。

父は90才、叔父も83才となった。

話の中、叔父が寂しそうにつぶやいた。

「あきお〜・・・振り返って見たら、谷川家では、わし一人に
なってしまったわい・・・」(叔父は亡き母の弟)

僕は、いみじくも年賀状に書き添えた言葉を口にした。

「おじさ〜ん、谷川家の風は、いつも僕のこころの中に
吹いているよ〜今朝もお墓に参って逢ってきたからね〜」

電話の向こうの叔父の「それが一番嬉しい・・・」の
言葉が途切れ途切れに聞こえた。

ああ・・・しばらく帰ってないなあ・・・
早いうちに顔を見に行こう!
電話を切って・・・そう思った。

(Update : 2005/01/02)