挿絵

拙い僕の詩に

きみが挿絵を描く

それがあのころの

二人の約束でしたね


きみはずいぶんと

素敵な絵を描いてくれたのに

僕の詩は

ちっとも進まなくて

発想の貧弱さを嘆いたものさ


いっそ画集にして

僕がその横に

ちょこっと書く方がよかったのかな

それでも

気の利いた言葉は生まれなかったような

気がするよ
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posted by わたなべあきお | - | -

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