♪ただお前がいい
わずらわしさに 投げた小石の
放物線の軌跡の上で
通り過ぎてきた
青春のかけらが飛び跳ねて見えた
そのてり返しを
そのほほに写していたおまえ
また会う約束などすることもなく
それじゃあまたな と別れるときの
お前がいい
「ただお前がいい」 小椋 佳
薄汚い・・・
僕の部屋に居候していたお前が
突然「俺、ギリシャに行ってくるわ」
と言い残して出て行った。
僕と同じで、寝袋一つの身軽さだけど
ギリシャ!・・・とはね。
遠い、遠い・・・青春の一コマ