背景の記憶(90)

ひとの歴史に歌がある・・・


♪コツコツとアスファルトに刻む足音を
 踏みしめるたびに
 俺は俺で在り続けたい そう願った
 裏腹な心たちが見えて やりきれない夜を数え
 逃れられない闇の中で 今日も眠ったふりをする
 死にたいくらいに憧れた 花の都 大東京
 薄っぺらのボストンバッグ 北へ北へ向かった
 ざらついたにがい砂を噛むと
 ねじ伏せられた正直さが
 今ごろになってやけに 骨身にしみる
 ああ しあわせのトンボよ どこへ
 お前はどこへ飛んで行く
 ああ しあわせのトンボが ほら
 舌を出して 笑ってらあ

            長淵  剛<とんぼ>

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東京と京都の違いはあれ

共感する部分になると

つい・・・

目がしらが熱くなる

  ♪ ケツの座りの悪い都会で 憤りの酒をたらせば
    半端な俺の 骨身にしみる
    ああ・・・



負け犬意識はなかった

雨の中

傘もささずに

ドボドボに濡れて歩く自分がいた

・・・・・・・・・・・・・・・

posted by わたなべあきお | - | -

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